きのうの読書

 昨日は電車のなかでこれを読了しました.

立憲的政治経済学の方法論―ルールの根拠

立憲的政治経済学の方法論―ルールの根拠

 public choiceのはしりのような内容で,この分野の基本的なスタンスが理解できる本だとおもいました*1.いまも読まれるべき内容を含んではいますが,すごく面白い,とまではおもわなかったです.なるほどねぇ,くらいの感想でした*2
 ついでにこっちも書いておきませう.
赤字財政の政治経済学―ケインズの政治的遺産 (1979年)

赤字財政の政治経済学―ケインズの政治的遺産 (1979年)

本書は、赤字財政および完全雇用についての考察を行うものである。少し古い本ながら、我が国現況に概ねあてはまる論考には驚いた。ただし、憲法≒国家体制と私的に思うので、憲法に均衡予算ルールを導入することは、よしとできないし、むしろ弊害を多く生じさせるかと存ずる。それを除けば良書だと思う。
読書メーター

 そんな感じです.でわ.

*1:ミュラーの『公共選択論』の扱う内容と照らすと,面白いほどに本書の関心に沿うことがわかる

*2:内容を詳細に書く気をおこさせない程度の能力